はじめに、
タルトタタンとは・・・
フランスはオルレアン地方でホテルレストランを経営していたタタン姉妹が初めて作ったとされる、りんごを焼き煮詰めていくおかし。
最後にパイをのせて、ひっくり返します。
このおかし、もともとは「タタン姉妹の失敗から出来たお菓子」といわれています。
失敗は成功のもととはよく言ったもので・・・
アップルパイを作っていたのにパイを敷いておくのを忘れて上にパイをのせてひっくり返したという説や、
オーブンに入れておいたりんごを出すのを忘れていて、いつの間にか、こんがりキャラメル色のりんごのコンポートになっちゃってた、そしてそれをパイに乗せて食べたという説もあったり。
うっかりタタン姉妹の失敗から生まれたお菓子なんです。
見た目は、ちょっとそっけのない感じです。
だけど、失敗しちゃったタタン姉妹も、ホテルタタンで食べたお客さんたちも、
その見た目のそっけなさからは想像もしていなかったほどのおいしさ!!
そして、いつの間にかタルトタタンはパリにも広まって・・・
パリの街角の・・・ほら、あそこのカフェではりんごの季節の定番スイーツとなっていますよ。
今では、りんごの季節になると各お菓子屋さんこだわりのタルトタタンがお目見え♪
フレイ延齢堂さんでは、どんなタルトタタンをいただけるのでしょう??
『3日間かけて作るんですよ。』 ―と、鈴木シェフ。
み・・・3日〜〜〜〜!!!!!!
3日分!?とっても濃厚。
りんごがぎっちり詰まっていて厚みのあるタルトタタンです。
表面がパリッとキャラメル状になっていて・・・
その苦味がりんごを煮詰めた甘さとはひとあじ違う砂糖の風味を引き出しています。
そして、りんごを煮詰めているだけではない奥深いコクを感じます。
『うちのタタンは、りんごにバター・砂糖・カルバドス・赤ワインを使っていますから・・・』
赤ワイン!! カルバドス!!
フレイ延齢堂さんのタルトタタンの作り方はこう↓
1日目
りんごにバター・砂糖・カルバドス・赤ワインをからめたものを、バットに入れてオーブンで2時間焼きます。
2日目
タタンの型にカラメルソースを流し込み、シナモンを少々。 1日目に作っておいたりんごのコンポートを隙間なく詰め込んでいきます。 そして、1〜2時間オーブンに入れて焼きます。

これで、1日目とあわせると合計4時間。4時間もの間りんごを焼いたことに!
3日目
あらかじめ焼いておいた、底のパイに2日目のりんごをのせます。 さらに、りんごの表面にグラニュー糖を振りかけバーナーでキャラメル状に。3回!
1日目 しっかりと、りんごを焼きこんでおくことで型に隙間なくつめこむことが出来ます。
バットに広げて焼くことで余計な水分はなくなり、りんごの味が濃縮。
赤ワインやカルヴァドスの香りもぐっと含んでくれるのです。
そう、あの独特なコクと香りは時間と素材から生まれた☆キセキ☆だったんですね。
また、フレイさんで使用されているりんごは、タルトタタン用に”ふじ”
昨日ご紹介した、アップルシュテュリューデルは”紅玉”
『タルトタタンに紅玉を使うと煮崩れちゃうんですよ。』
りんごの季節の2つのりんごのおかし。
フレイ延齢堂さんの2つのりんごのお菓子は、確かにりんごのおかしですが、同じりんごのお菓子とは思えない!
どちらも、りんごのそれぞれのよさを引き出したおかしですよ!