【Vol 1 まるでフランス!?ノリエットさんが伝える“フランス” 】
ここはフランスのパティスリー!?

お店のドアを開けると、まずケーキのショーケースが目に飛び込んできます。
お店のテーマカラーである緑色の大理石の上には、同じ向き・角度、同じ間隔できっちりと並べられたケーキたちがその存在をアピールしてきます。
色とりどりでカラフルなんだけれど、決して軽々しくない。
フランスの古典菓子といわれるものから、オリジナルのものまで・・・約20種類。
プチガトーから、アントルメまでが並びます。
そこから店内を見渡すと、コンフィズリー(砂糖菓子)、ドゥミセック(半生焼菓子)、セック(焼菓子)、ヴィエノワズリー(パン類)、グラス・ソルベ(アイスクリーム)、トレトゥール(惣菜)にいたるまで!!様々な商品が並んでいます。

「え!?お菓子屋さんに
お惣菜!?」
って思っちゃいますか?
いいえ、これが本場フランスのパティスリーのラインナップ。
しかし、ここはフランスではありません。れっきとした日本。
東京 世田谷区にある
【
ノリエット】です。
オープンから14年、すっかり街の一部となっているノリエットさん。
連日、まだ若い方から小さいお子さんを連れたお母さん、サロンではお友達と優雅にお茶をしているマダムまで、様々な世代のお客様で賑わっています。
お目当てNo1は、やはりケーキ!
それは、“純フランス菓子”というよりも、もはや“純ノリエット菓子”。
フランスでも6年間働いてきたという永井シェフが、自身が感じ取ってきた“フランス”を表現し伝えている場なのです。
『フランスにいると、言葉で説明しなくても伝わってくる文化っていうものがあるんですよ。フランスの食文化の中で、菓子屋はなるべくしてそうなったものなんです。誰かが急に始めた職業ではなくて。歴史の中で自然とお菓子屋と言うものに確立されていったんですよね。
だから、フランス菓子をやっていくのなら、なるべくして確立された菓子屋と言うものを表現してかなきゃいけないと思っていました。
オープンした頃、すぐには出来なかったんだけれどアイスクリームもやっていかなきゃと思っていたし、(オープンからやっていた)クロワッサンだけじゃなくてヴィエノワズリーもそろえてかなきゃいけなかったし、トレトゥールもやっていかなきゃと思っていて・・・』
永井シェフの思いから、なるべくして今のノリエットのカタチというものがあり、まるで“フランスのパティスリー”のようなラインナップがあるのですね。
『やっと、ここまで揃えられるようになったんですよ〜。最初からこんな風にしたかったんだけど・・・』
永井シェフは、オープンから10年目に
ビストロ
【Le Petit Lutin (ル プチ リュタン)】をオープンし、トレトゥールを本格的に始めました。
【BISTRO Le Petit Lutin (ル プチ リュタン)】
所在地 東京都世田谷区世田谷4-7-3
Phone/FAX 03-3425-9009
営業時間 11:45〜14:00(ラストオーダー)、
18:00〜20:30(ラストオーダー)
定休日 毎週水曜日
『はじめは、「こんなものもお菓子屋さんで売っているのね。」って言って試しに買ってくれたお客さんが「こないだのおいしかったからまた買うわ。」って、そうやってお客さんにフランスの食文化を楽しんでいってもらえるとうれしいですよね。』
お菓子だけではなく、ヴィエノワズリーファンも多いというノリエットさん。
しっかり、永井シェフのまいた“フランス食文化”の芽は育ってきているようですね。
『“フランス菓子”というものをやる者として、ちゃんと“フランス”の文化を伝えてかないとだめなんですよ。その文化がゆがんで伝わってしまわないように、しっかりと伝えていくのが、こういう仕事をしている者の責任なんだと思っています。
フランスだと、菓子屋と言うものはもっと生活に密着した存在で。誕生日や何かの記念日だけのものではないんです。そういう風に、やっぱり週に2回・3回と来てもらって菓子と付き合ってもらいたいですよね。』と永井シェフ。
『でも、日本の食事は甘くて食後にケーキなんて食べたくなくなるよね。』
日本のしっかりとした食文化に、フランスのしっかりした食文化も取り入れつつ、それぞれを理解してほしいという永井シェフですが・・・
どうして、永井シェフが“フランス食文化”というものにこだわるのでしょう。
それは、やはりフランスで過ごした経験にあるようです。
次回は永井シェフの経験から、“フランス食文化”というものへのこだわりを伺っていきましょう!
>>>第2回は、4月3日(火)更新です!お楽しみに♪
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