【第1回 成城アルプスさんの、くるくる・・モカロール】

こんにちは!
今回は閑静な住宅地として知られる成城にやってまいりました。
成城の緑豊かな商店街に歩みを進めていくと・・・群青のキャンバスに、真っ白く抜かれた清楚な花が咲いた旗が見えてきます。
“
SEIJO ALPES depuis 1965”。
成城アルプスさんに到着です。
成城アルプスさんといえば・・・そうそう、最近のお取り寄せスイーツや、手みやげ菓子で注目されているアレ。そうです、
モカロール!!あの1ミリのくるいもない、くるくる巻きのロールっぷりには、目がまわってしまいそう!!
ふわふわスポンジに生クリームたっぷりのロールケーキやフルーツいっぱいのロールケーキも素敵だけれど、バタークリームのロールケーキだって忘れてはいけません。
成城アルプスさんのモカロールはどこか懐かしい気持ちになれるやさしいお味。
それもそのはず。このモカロール、
40年来変わることなく同じものなんだそう。
『うちのモカロールはこの店が開店した40年前から、配合も作り方も変えずに作っています。実は、はじめはこんなに売れてなかったんですよ。でも、親父(先代のシェフ)も私も、従業員もみんなが好きなケーキだったんで、みんなで大切につくり続けてきました。
少しずつ、少しずつお客様にもおいしさが伝わっていったんでしょうか、今でも少しずつ「モカロールを」と買いに来てくださるお客様が増えています。』
では、成城アルプスさんのモカロール。40年間人気の秘密って何なのでしょうか?
『特別なことは、何もしていませんよ。』なんて太田シェフはおっしゃいますが・・・
1.鮮度にこだわったケーキであること
『バタークリームというと、保存の利くクリームであるという印象がありますが・・・
もちろん保存は利きますよ。でも、保存が利くのとおいしいは違うんですよ。
私は“おいしい”ケーキを作りたい。だから、まるで生クリームを扱う感覚で、作りたてのバタークリームを焼きたての生地でロールします。表面にスポンジがたくさん出ているので、もちろん置いておけば乾燥してきますよね。うちでは作ったその日しか販売しないんですよ。1日たったものは売りません。』
作りたてのバタークリームはふわっと軽くて、口溶けもよく、香るバターの風味もよい。
いつでも作りたてのおいしいさを味わえるなんて、普通なようですが、なかなか大変なこだわりなんです。そして、作りたてのおいしさったら格別ですよね。これがきっとおいしさの秘密のひとつでしょう。
続いての秘密は・・・
2.成城アルプスを支える職人技であること
『ロールケーキっていうような定番のお菓子は、職人のなりたての子が一番初めに任せられる仕事かも知れません。でもうちでは、定番のアイテムほど、職人経験をつんで技術を持った者に任せます。配合はごくシンプルな普通のものです。だけど、焼き具合が結構難しいんですよね。焼き方がよくないと生地が割れてしまったりするんです。バタークリームも均一な厚みにのばして。』
どのモカロールの断面も同じなんです。同じ幅で同じ角度でくるくるくる・・・。
ほんとに眺めすぎて目が回ってしまいそう!!!
目がまわってしまう前に食べてしまいましょう。そう、新鮮なおいしいさを楽しみましょう!
3.なつかしの味であること
『日本人は昔から塩味をお菓子の中に取り入れていたんですよ。桜餅とかね。うちのモカロールのバタークリームは有塩バターを使ってるんですよ。これがねぇ、癖になるんですよ。』
成城アルプスさんのモカロール、なんだかちょっとほっこりした気分になれる気がしていたのは日本人であるが故の味覚の記憶だったのでしょうか。
もちろん!成城アルプスさんのおいしさにこだわって、職人の仕事を貫いてきた40年という歴史にもおいしさのエッセンスは詰まっているのでしょうね。
次回は、「成城アルプスさんといえば!」の往年のヒーロー(!)であるシュークリームをはじめとする、変わらないおいしさのお菓子たちと、太田シェフの新作ケーキたちをご紹介します!
>>>第2回は、6月27日(火)更新です!お楽しみに。
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