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太田シェフのHistory [2006年06月30日(金) ]

【第3回 太田シェフのHistory】

初めてお菓子屋さんで働いたのは、やはり、お菓子屋さんに生まれた宿命とも言えるのでしょうか。中学生のころ。クリスマス!!
ケーキの仕上げを手伝ったり、喫茶のお手伝いをしていたそう。

『製菓学校には行ってないんですよ。そんな何もわからない状態で、どんなお店に入ればよいのかもわからなかったので、親父に相談したんですよ。で、サロン・ド・テ・スリジェを紹介してもらったんです。』

太田シェフ20歳のとき。

『1年目は、お菓子屋という仕事の環境にも慣れていないし、なんだかわからないことだらけで、毎日「辞めたいなあ」なんて考えていたんですよ(笑)。いつの間にか2年目になり、体も慣れてきたころ「お菓子屋になろう」って本気で思い始めたんですね。そのころは、バブルの絶頂期で、もうほんとに売れて売れてしょうがない。忙しくってしょうがなかったです。よく、オーボンビュータンやシェシーマ・エミリーフローゲなどに働いてる職人たちと「うちは○時間しか寝てないよ!」「うちは△時間!!」なんて、寝る時間がどれだけ少なくて、どっちのほうが仕事がきつかったって競い合っていましたよ。今思えば、バカなことやってましたね。(笑)』

といって、とっても懐かしそうに・・・
大変だったはずなのに、楽しそうな太田シェフ!このパワーすごい!!!

このスリジェでの経験で、『“職人としてのきびしさ”を学びました。』
『きびしい環境に慣れてしまいました。で、「次はもっと厳しいところへ行かなければ・・」なんて思っていました。(笑)』

やっぱりすごいパワーです。

そして、次はレ・アントルメ国立で働くことに。

『レ・アントルメ国立では“職人としての技術・テクニック”をまなびました。アメ細工・チョコレート細工もここで蛯澤シェフから学びました。』

いろいろなお菓子を知り、作るようになった太田シェフ。そんな中、本物を知らない不安な思いが生まれきたそう。次第に『フランスに行きたい』と思うようになってきた。レ・アントルメ国立での2年間を経て、太田シェフいよいよ渡仏です!

『ヴァローナ(フランスのチョコレートメーカー)の学校があってね、そこに行きながらパティスリー・ホテル・レストランなど、研修をしました。このとき、フレデリック・ボーさんが本を出版するって言うんでね、手伝わせてもらったんですよ。いろいろ試作の過程なんかも見ることが出来て、勉強になりましたね。ボーさんからは“数字”を学びました。「これは○度で溶かす」とか、「○度と△度で合わせる」とか、そういう“数字”を教えてもらったんですね。そして、本場のお菓子を自分自身が出会い・感じて自分のお菓子に自信が持てるようになりました。アレンジする力も付きましたね。』

そしてコンクール。

『ちょうど、青木さん(パティスリー サダハルアオキの青木定冶さん)がアルパジョンを目指してやっているのを見せてもらう機会があって・・・コンクールの流れをつかんだので、自分もやってみようかなと。フランスでは4つの大会に出して、3つの大会で入賞しました。』

そう、そのときの賞状は今も成城アルプスさんの喫茶のオブジェのひとつとして飾ってあります。
帰国後は、実家のお菓子屋さん(当時はまだアルプス洋菓子店)に帰った太田シェフ。

次回最終回は太田シェフがお店に帰ってからのお話。

>>>第4回更新は、7月4日(火)です。お楽しみに!
Posted at 10:00 | 第86回成城アルプスさん | この記事のURL
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