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私のお店のお菓子物語 ニナのスイーツコレクション

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南アルプススイーツコンテストS-1グランプリ 結果発表!!!  [2006年09月22日(金) ]

【番外編 南アルプス市スイーツコンテストS-1グランプリ 結果発表!!!】


去る9月17日(日)、南アルプス市で、『南アルプス市商工会スイーツコンテスト S-1グランプリ』の2次試食審査が開催されました!!


応募総数29点の中から、選ばれたグランプリと準グランプリの作品をご紹介します。
試食審査は、パティスリーキャロリーヌ中川シェフを中心に、スイーツ好きの”丸の内キャリア塾”一般審査によって行われました。


【グランプリ】
南アルプス市 芦沢優子さん作 
 モンテ・ローザ (写真左上)

【準グランプリ】
京都市 森 美香さん作
 貴陽のようかん (写真左下)
神奈川県 大塚正子さん作
 貴陽の風光(写真右上)





スペシャルデザートとして、今回審査委員長を務めた、パティスリーキャロリーヌ 中川シェフのデザートも登場しました。

中川シェフのスペシャルスイーツ”annie”アニー

南アルプス市の特産<貴陽>を、実はもちろんのこと、種から皮まですべてを余すところなく使って・・・ケーキに閉じ込めてしまいました!










『・・・表面はアールグレイ風味の飴、貴陽の皮を散りばめて
 貴陽のコンフィチュール
 貴陽の軽いクレ−ム
 貴陽の種のブラマンジェ 貴陽のコンポート
 スペイン産アーモンドのビスキュイ
 あられのクルスティアン
 スペイン産のホワイトチョコレートを添えて・・・』




朝日に浮かぶ、南アルプスのすもも貴陽をイメージしたケーキなんだそうです。

残念ながら、”annie”は、今回だけの幻のスペシャルデザートだったので、お店ではいただくことが出来ないのですが・・・。


今回のように、テーマのフルーツをどれだけ生かして、おいしくケーキにまとめ上げることが出来るか・・・ それこそが、中川シェフならではの”プロの技”。


来年の<貴陽>の季節には・・・きっとまた「中川シェフならではの、プロの技」が光る・・・素敵なケーキとなって、パティスリーキャロリーヌさんのショーケースに並んでいることでしょう。


Posted at 10:00 | 第88回パティスリーキャロリーヌ | この記事のURL
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パティスリーキャロリーヌというお菓子屋さん  [2006年09月05日(火) ]

【第4回 パティスリーキャロリーヌというお菓子屋さん】

パティスリーキャロリーヌさんの店内には、こんな表示があります。


 【環境について】
 キャロリーヌでは環境のことを考えて、できることからはじめています。

 〜簡易包装にご協力ください〜 
 ご協力いただける場合は、お買い上げの際にお申し出ください。

 ◎お菓子を召し上がった後の、ガラス容器・陶器をご返却いただく
 (1回につき5個以上でポイントをお付けいたしますが、何個からでも受付致します)
 ◎お買い物袋などをご持参いただく
 (紙袋やビニール袋の代用として)
 ◎ご不要になった保冷剤をご返却いただく
 (1回につき5個以上でポイントをお付けいたしますが、何個からでも受付致します)

 保冷剤・ガラス容器・陶器はたいへんお手数をおかけいたしますが、洗ってからお持ち下さいますようお願い申し上げます。

 お買い上げの際、ご協力していただいた場合には、エコロジーカードにポイントをお付けいたします。
 ポイントがたまりましたら、¥500までのお菓子をプレゼントさせていただきます。

 {キャロリーヌでは、環境のことを考えてできることからはじめています。} 
 「環境問題?何からはじめればいいの?」
 ご家庭のゴミの分別はやっているけれど、ひとりひとりは何から手をつけていいのかわからなくなってしまいます。
 でも、ちょっと考えてみると、ごみをリサイクルしたり、エコロジー商品を使うなど毎日の暮らしの中にも出来ることってありますよね。
 その一つとして上記のことを加えていただければと思っています。

 環境問題についてはまだまだ勉強中です。
 なにか出来ることがありましたら、是非ご意見をいただければ幸いです。
 ご理解・ご協力のほどを何卒よろしくお願い申し上げます。

 [パティスリー キャロリーヌ オリジナルホームページより引用]


中川シェフは、身近に自分達で取り組めるECOを実践されています。

『うちでは、なるべくごみを出さないように、無駄をしないように気をつけています。お客様に対しては、このように、「簡易包装」・「リサイクル可能なものの回収」をお願いしたりしていますが、お菓子を作る現場でも身近なことから取り組んでいるんです。たとえば、材料の何から何まで手作りすることで、物を捨てるってことをしないんです。材料のパッケージもごみになるわけですから。また、ムースを仕込んだボールにしても洗った水は川に流れていくわけだから、ボールはきれいにムースをとってから洗います。ムースを捨てることなく。「もったいない」という気持ちを持つことって大切じゃないのかなと思いますね。』と、まじめに話していただきました。

【第2回】でもご紹介したように、リキュールも自家製。フルーツを漬け込んで、自家製フルーツリキュールに。ナパージュ、コンフィチュール、プラリネ、マジパンやアーモンドプードルも自家製なんです。

“アメリ”はおいしい旬の時期のりんごをバニラとシナモンと一緒にコンポートを作り、中国緑茶のバタークリームとスポンジに合わせたケーキ。






また、“エマ”はキャラメルがけしたイタリアシシリー産ピスタチオのペーストにミルクチョコレートを合わせた自家製ピスタチオジャンドゥイヤを使ったクレーム。少し塩味を効かせたビスキュイショコラとピスタチオのパートサブレの組み合わせ。


『ひと手間加えることで、安全でおいしいと思っていただけるものを作っていきたいって思うので・・・出来ればチョコレートも自分でつくっていきたいくらいです。出来合いのものはできるだけ使いたくないという姿勢でやっているんです。』

パティスリーキャロリーヌさんには、そんな思いが詰まったケーキが並びます。

中川シェフの“いち菓子職人”として確立された道。
それは、常に自分は「どんな風になりたいか」ということを意識してそれを目指してやってきたから。


『だから、若いパティシエの子たちにはよく言っているんですけど、「自分はこうなりたいっていうことをいつも持っていなさい」って。自分の仕事プラスαが出来るようになるために、今の自分の上の先輩を目指すように言っています。そのトップに私がいれるように。
まだまだ私も未熟なので、これからも成熟していきたいと思っています。そして、みんな私を乗り越えていって欲しいですね!

そうやって、がんばっているやつには同じような気持ちをもったやつが集まってくるんで、その中でとことん切磋琢磨していってほしいです。』

中川シェフありがとうございました。
これからも、素材にこだわった自然に・私たちに優しくて、おいしいケーキをつくってくださいね!“いち菓子職人”さんのケーキを“いちスイーツファン”としていつも楽しみに待っています!!
Posted at 12:00 | 第88回パティスリーキャロリーヌ | この記事のURL
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中川シェフのhistory  [2006年09月01日(金) ]

【第3回 パティスリーキャロリーヌ 中川シェフのhistory】

「では、早速!!『どうも石橋を渡っちゃってから考えるタイプみたいなんですよね〜』って・・・中川シェフ。どんなことがあったんですか??」

『お菓子屋さんになろうって17歳のときに決めて、それから地元・和歌山から上京して専門学校に通いました。
それから、8年間“フランス菓子カド”や“スヰング洋菓子店”というお店で働いて、そして東京製菓学校(高田馬場にある製菓学校)に教師として入って・・・菓子職人として10年の節目のときに、フランスで研修することになったんです。

10年間、フランス菓子をやってきて、これまでの経験と知識の集大成にしようと思って、いろんなこと調べてから、フランスへ行ったんですよ。
地方菓子を食べようといろんなところに食べ歩いたし、とにかく本物を見てみたい・食べてみたいと興味のあるものはいろんな人にどんどん聞いて、教えてもらったんです。“カヌレボルドー”もパティスリーに入っていって「たのもう〜」なんていう勢いでね、本場ボルドーのシェフに教えてもらったんです!ウイーンやベルギーにも行って、各地のお菓子を見てきました。フルーツもいろいろ食べました。ヨーロッパ中を自分の足で食べ歩きましたね。いろんなことを洋菓子の本場で学んで、自分の10年っていうお菓子の経験の区切りにしたかったんです。』

―と、用意周到だった中川シェフですが・・・

『そう、だけどね。お菓子のことはものすごく調べて行ったし、いろんな地方に行きたかったから準備もしていたんだけど。でも、いざ飛行機に乗ってしまってから「そういえば、空港についてから、パリにあるホテルまでの行き方?どうやって行くんだっけ!!」って、飛行機の中で気づいてね。あわてて調べましたよ〜。そして、パリにとっておいた(予約しておいた)ホテルは3泊だけだったんです。その間にパリで滞在する間のアパートを探さなきゃいけなかったのに、「アパートなんてどうやって探すの〜??」って、これも飛行機の中であわてました・・・』

ですって。お菓子のことには用意周到だった中川シェフにもこんな一面があったんですね♪

『・・・そんなわけで、フランスに行ってジェラールミュロ、モデュイで働いて、いろいろな経験をしたんだけれども。そんな中で出遭った友達っていうのは、今でも自分の大事な財産になっています。それは、高木康政さん(ル パティシエ タカギ)であり、寺井則彦さん(エーグルドゥース)・山本光二さん(パティスリープラネッツ)・桜井修一さん(フラウラ)・佐藤均さん(ドゥーシュークル)・堀江新さん(ラ・ヴィ・ドゥース)であり・・・彼らは、同じ情熱をお菓子に対して持っていて、目的意識も高く持っている仲間に出会えたことは、すごくラッキーだったと思います。仲間で、「この素材にはこういうものが合う!!」なんて話をしょっちゅうしていましたね。そうしているうちに、だんだんに自分のオリジナリティーが生まれていったんですよ。今では、それぞれ自分の店を持っていますが、今でも、お互いにいろんなことを相談できる仲間なんです。』

中川シェフのなかで、このフランスでの仲間との出会い・たくさんの素材やお菓子との出会いというのは、シェフの大きな転機となる出来事だったのですね。


そしてフランスから帰ってきた、中川シェフは東京製菓学校の先生として・・―
中川シェフに習ったという人もたくさんいらっしゃるのでは?!

『「先生」って呼ばれるのがいやでね。生徒達には「シェフ」って呼んでもらってましたね。やっぱり自分は常に“いち菓子職人”でありたいという思いがありましたから。』

そもそも、中川シェフのご実家は、和歌山県でお菓子とパンのお店をされていたんだそう。そんな“菓子職人”としてのお父様の背中を見て育った中川シェフだからこそ、“菓子職人”へのこだわりは強かったのでしょうか。

『父親の姿を見ていて、「人に喜んでもらえるようなお菓子屋になりたい」と思ったんです』

そして、今から3年前、練馬区にパティスリーキャロリーヌをオープン!!!

『キャロリーヌというのは小さなエクレールの名前なんですよ。モデュイで働いていた頃毎日僕が作っていたお菓子のひとつだったんです。小さい女の子の名前で、響きもかわいかったので、いつも“キャロリーヌ”を作りながら、自分のお店の名前にしたいななんて思っていました。そして、「お菓子の名前も、女の子の名前にしよう」とかってこともこのときから考えていたんですよ。』

女の子の愛称のついたケーキたちはとってもかわいくて、『気軽さや、あたたかみのある日常的なお菓子屋さんにしたかった』という中川シェフのパティスリーのイメージにぴったりですね!

『エプロンをつけたまま、お母さんが買いにこれるような日常的なお店でいたいですね。そういう日常的な店だからこそ、お客さんに安全で安心な素材を使ってお菓子を提供し続けたいと思っています。』という中川シェフ。

次回、最終回は・・・パティスリーキャロリーヌというお菓子屋さんについてのお話。
『お客さんに安全で安心な素材を使ってお菓子を提供し続けたい』と話していただいた中川シェフは、ECOを意識されたお菓子屋さんなのです!
では、最終回もお楽しみに♪

>>>最終回は9月5日(火)公開です!お楽しみに!!!
Posted at 10:00 | 第88回パティスリーキャロリーヌ | この記事のURL
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“幻のスイーツ”って!?  [2006年08月29日(火) ]

【第2回・“幻のフルーツ 貴陽”を使った、“幻のスイーツ”って!?】
第1回で、ご紹介した、パティスリーキャロリーヌ 中川シェフと“幻のフルーツ 貴陽”との出会いから、1週間・・・

『貴陽を使ったお菓子が出来ましたよ!!』と中川シェフから連絡をいただき、いざ!!パティスリーキャロリーヌさんへ。

ケーキのショーケースの上には、あの“貴陽”が飾ってありました。
『この間の“貴陽”はほんとうに甘くておいしかったですよね。いろいろ考えたんですが、いつも、そのときそのときの、おいしい旬の素材が入ると、コンフィチュールを作るんですよ。おいしい素材だから、他のものを混ぜたりしないで、“そのもの“を感じられるストレートなコンフィチュールにするんです。』と中川シェフ。

クロワッサンからバケット・キッシュ・・・などのパンの棚に並んでいるコンフィチュールたちは、全て産地直送の旬の素材の一番おいしいところを濃縮したもの。中には、中川シェフのご実家のある和歌山県の紀州みかんで作ったコンフィチュールもありました。
そして、その中に・・・・ありました!南アルプス 高石さんの貴陽”のコンフィチュール!!
『貴陽は果肉に香りがあって、とても甘い。これを生かすには、やはりスモモの酸味と香りの残る皮はむいておいたほうが、より貴陽らしさが出せますよね。ですから、このコンフィチュールは皮をむいて、種を取ったものから作っています。』

こうして作られた“貴陽”のコンフィチュールは、素材に限りがあるため、数量限定商品となります! “貴陽”を食べた人なら是非もう一度食べたい!!と思うでしょ。コンフィチュールになっていればいつでもおいしさを感じることができるでしょうし、“貴陽”を食べたことのない人なら是非一度食べていただいてそのおいしさを味わっていただきたい!!と思える、そんなコンフィチュールです。

『これをコンポートにして、ケーキもつくったんですよ。コンポートも同じで、皮はむいておきます。湯むきして、半分にカットして、種をとってコンポートにします。コンポートにするとき、バニラと、それとむいた皮を一緒に入れておくんですよ。皮と一緒にコンポートにするっていうのがポイントで、皮には強い風味がありますから、それと一緒に煮詰めていくことによって、より風味の引き立つコンポートが出来るんですよね。そして、最後に自家製のプラムリキュールを加えて出来上がりです。こうして作ったコンポートをパートフィロにアーモンドクリーム・・あ、これにも自家製のプラムリキュールを少しくわえて・・・そして焼きこんだ土台に、ディプロマットクリームを絞って、その上に乗せたんですよ。すごくシンプルなケーキなんですけど、こういう形が一番ストレートのおいしい“貴陽”をかんじてもらえるかな〜と思ったんです。』 中川シェフはそう語ってくださいました。

『シンプル』とは言っても、普通のタルト生地ではなくパートフィロを使っているのは、“貴陽”の柔らかさを邪魔しないように・・・なのです。『シンプル』なようでいて、考えつくされたケーキなのですね。

こうして、コンポートになった“貴陽”は、フレッシュのままに食べるよりも、もっと濃縮されたジューシーな“貴陽”になったのでした。

さらに、中川シェフの構想は膨らみます・・・
『今回は、皮をむいて、果肉の部分だけを使ったコンポートをのせたケーキにしたのですが、次は、“貴陽”の皮から、果肉から、そして、種までの“貴陽”すべてを生かしたケーキを作ろうと思って考え中なんですよ。今度、先日お邪魔した山梨県南アルプス市で行われる「フルーツプロジェクト」にパティシエという立場から参加させていただくことになったので、そこでお披露目したいな〜って考えているんです。』

新しいケーキの構想をお話しされるときの中川シェフはいつも楽しそうで、まるで少年が夢を語るような表情なのでした。

そんな、中川シェフのパティシエへの道。いったいどんなふうに始まって今に至るのでしょうか??

次回、第3回は、中川シェフのhistory をお話いただきましょう!!
―『どうも石橋を渡っちゃってから考えるタイプみたいなんですよね〜』なんて中川シェフのひとこと。
え!!?どんなことがあったんですか???

>>>第3回は9月1日(金)公開です!お楽しみに!!



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南アルプス市では、「南アルプス桃源郷 スイーツグランプリ」と題して、南アルプス市産のおいしいフルーツを使った、スイーツのコンクールが開催されます。
フルーツ加工に自信のあるパティシエさん!おいしいスイーツを作ってみませんか?
詳しくはこちら。南アルプス桃源郷 スイーツコンテスト募集要項

第1時審査締め切りは9月4日に延期になりました!いよいよ締め切り間近。お早めに!!

御応募先・お問合せ先: 〒400―0222
 山梨県南アルプス市飯野2812−1
 南アルプス桃源郷フルーツプロジェクト実行委員会
 [南アルプス・フルーツスイーツグランプリ・S-1GP]
 事務局:南アルプス商工会
 TEL:055-280-3730(直通)  FAX:055-280-3731

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スイーツコレクション第88回パティスリーキャロリーヌ  [2006年08月25日(金) ]

【第一回 素材を求めて・・・山梨南アルプスの旅】

新宿発 特急あずさ9号・・・パティスリーキャロリーヌ 中川シェフの素材探しの旅。

初夏から秋にかけての山梨県・南アルプス市は、さくらんぼにはじまり桃・すもも・ぶどう・なし・柿・キウイetc…と、様々なフルーツが収穫されます。まさに、フルーツ大国!!!

そんな、山梨県・南アルプス市へ中川シェフが向かったのは、“幻のフルーツ”として近頃市場に出始めた・・・“貴陽”を求めて。

『オープン当初から、手作りの安心を提供できるお菓子屋さんにしたいと思っていたので、いろいろな新鮮な素材を見つけては、コンフィチュールにしたり、ケーキにしたりしてきました。ずっと、そういう意識を持ってやっていると、だんだんおいしい素材が集まってきてくれるんですよね。今回の“貴陽”もそうです。とある業者さんが、5月の終わりに「おいしいさくらんぼがあるから」と持ってきてくれたんですよ。そしたら、これがおいしいんです。果肉がぎっしりで、大きくって、ちょっと今まで見たことのないようなさくらんぼでびっくりしたんですよ。これが、山梨の南アルプス市で収穫されたものだったんです。話を聞いてみると、“幻のフルーツ”って言われている“貴陽”というすももがあって、“貴陽”を作るのに20年もかけて、品種改良されてきた方がいらっしゃるそうなんです。これはぜひ、おはなしを聞きたいと思って、今回南アルプス市まで行くことになったんです。』と中川シェフ。

『それに、木になっている完熟のフルーツを食べれるなんて、なかなかないことなので楽しみですね。ちょうど今は桃もおいしい旬の季節なので。農家の方の「おいしい」を教えてもらったりしたいですよね。』

そうそう、日本人的嗜好で行けば、桃というのは「やわらかい・ジューシー」がおいしいの基準なのですが、農家さんの言う「おいしい」はそうじゃないっていうの、ご存知ですか?農家さんの「おいしい」は、「しゃきしゃき・硬い・桃の味が濃厚」ということ。木で熟した桃の果実は、桃の味がぎゅっと詰まったようなおいしさがあるんだとか。一般的に言われるやわらかい状態だとそれは「みずっぽい」になってしまうんですって。

その、「おいしい」の違いを感じてみたいという中川シェフなのでした。

実際、南アルプスで農園に足を運び、素材に触れ、そして農家の方にもぎどきやおいしさを聞いて体験。
貴陽”を開発された第一人者 高石さんとの対談。“貴陽”をどのように作られたのか、実際食べてみての感想などや、今年の天候による果実の状態はどうなのか・・・など、熱心に質問されていた中川シェフ。

また、〈桃仙人〉こと小野さんの農園では、桃農園を見学。かねてからの希望だった、『木になっている完熟の桃のおいしさを味わいたい』と、小野さんから完熟の見分けかたについて指導を受け、もぎ取り。『これはうまい!やっぱり産地直送してもらっていても、それでも届くのは次の日だからね、もぎたてにはかなわないよね〜。』と感嘆の声!!

そして、〈桃仙人〉小野さんのお父さんは〈ぶどう仙人〉。ブドウ畑では、袋をかぶったぶどうがずらり。みんなで中腰になりながらブドウ畑を探検。

何しろ、まだ商品化されていないぶどうをあわせて50種ものぶどうを栽培されているということで、大変興味深い様子の中川シェフ。(名前のない新種のぶどうまで!)


たっぷりに、畑のおいしさを舌で、肌で、目で堪能した中川シェフは、帰り際・・・

『今日は、本当にいろんな興味深いお話を聞くことができて、たのしかったですね。あの農家の方たちの熱意は素晴らしいものでしたよ。ああいうお話を聞いてこそ、もっと素材を大切にお菓子を作っていきたいと思えるんですよ。自分で食べてみて「おいしい」と思える素材でお菓子つくりをしていきたいですからね。いや〜、どんなお菓子ができるか楽しみです。すばらしい素材に出会って、それを最大限生かしてお菓子にしていくというここからは菓子屋の仕事ですからね。楽しみにしていてください!』





もちろんですよ!
素材つくりのプロと、それを加工してさらにおいしいものに作り上げていくお菓子づくりのプロ。どのようなお菓子になってくるのでしょうか。それは、次回のお楽しみです!

次回は、“幻のフルーツ 貴陽”を使って出来上がったスイーツをご紹介!
>>>第2回は8月29日(火)更新です!!!



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南アルプス市では、「南アルプス桃源郷 スイーツグランプリ」と題して、南アルプス市産のおいしいフルーツを使った、スイーツのコンクールが開催されます。
フルーツ加工に自信のあるパティシエさん!おいしいスイーツを作ってみませんか?
詳しくはこちら。南アルプス桃源郷 スイーツコンテスト募集要項

第1時審査締め切りは9月4日に延期になりました!いよいよ締め切り間近。お早めに!!

御応募先・お問合せ先: 〒400―0222
 山梨県南アルプス市飯野2812−1
 南アルプス桃源郷フルーツプロジェクト実行委員会
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 TEL:055-280-3730(直通)  FAX:055-280-3731

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