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私のお店のお菓子物語 ニナのスイーツコレクション

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“お菓子屋さん”という仕事の魅力  [2006年10月10日(火) ]

【第4回 “お菓子屋さん”という仕事の魅力】

前回は、ラメール洋菓子店 大関シェフがお菓子について、コンクールについて、自分自身で追求し、独自の世界を作り上げてきた・・・そんなお話を聞かせていただきました。

が。ところで、大関シェフがお菓子屋さんになったきっかけって?
『きっかけとしては、これといってなかったな〜。うちがお菓子屋になったのは、自分が中学生のときだったから、お菓子屋さんに対する思い入れみたいなのもなかったし。』

あれ??そうなんですか・・・??!

『ん〜、しいて言うなら「物つくりがすき」ってことかな?』―と言う大関シェフ。実は、他の職業へのお誘いも受けていたんですって。
『学生のころからずっと、柔道をやってたからね、誘われてたのよ・・・警察官になれって。どうしようかなって思ったんだけど・・・
やっぱり、「ものをつくる」ってことが楽しいよなって。 楽しいことを仕事にしたいって思ったから。』

こうして、お菓子やさんになった大関シェフは、コンクールを乗り越えて。

『一般のお客さんに食べてもらって「うん、また買いに行こうね」ってっていってもらえるお店になればいいなって思ってます。よく、「1個食べてもう1個食べたいと思うケーキがいい」なんていわれるけれど、自分は、「食べて、その日は満足してもらえるケーキ」を作っていきたいなって思うんです。そして、「また食べたい」って思ってもらえるケーキをね。

『都内で働いていたころは、ひとくちで食べられちゃうくらいの大きさのケーキを作っていたんだけれど、この店にもどってきたら、ケーキの大きさの違いにびっくりしたの!!同じケーキでも、こんなに違うのかってびっくりして。』
ケーキの違いにぶつかってしまったという大関シェフ。

小さいケーキは、そのひとくちで満足感を出さなきゃいけないから、かなりしっかりと濃厚な味にしなきゃいけない。でも、大きいケーキは味が濃いと食べられなくなっちゃうでしょ。飽きてもきちゃうし。いくつかのパーツを組み合わせて、たくさん食べたんだけど、「すうっ」てなくなっちゃうような食べやすいケーキを作っていこうって思ってるんだけど。組み合わせ・作り方・材料の選択・・・こだわらなきゃいけないところと、こりすぎなくてもいいかなってところ・・・その組み合わせ方を研究していきましたね。』

ラメール洋菓子店開店以来のケーキも受け継いでつくり続けていきながら、地元のお客様に喜んで食べてもらえるようにと研究を重ねていった大関シェフ。

コンクールを経て、完成度を上げるために何度も最後まで作ってみること、そして確認すること、いろいろなところに気を使うことが身につき・・・今もコンクールでの経験は日々のいろいろなところで、役に立っているようです。

『マジパンもやったりしますよ。これからはスペースもできるから、アメ細工もいいね。』

そんなラメール洋菓子店さんには、ウエディングケーキの注文も寄せられます。

『お客さんにすごく喜んでもらってね。お礼のメールを送ってきてくれたんです。そういうのうれしいですよね。ウエディングケーキって言うのは、一生に一度でしょ?!そのあと、引越しをしたとしても、その人たちの思い出に残ることができるんだよ。誰かの思い出に自分作ったものが残ることってなかなかないよね。そういう時、本当に嬉しくって、「あー、お菓子ややってて良かったな」って思えるよね。ありがたいし、最高に幸せな仕事だなっておもうよ。』

こういった体験が、大関シェフを“お菓子屋さん”という仕事に魅力を感じるひとつなんだそうです。

そして、『お酒飲むよりも、お菓子作るってことのほうが楽しいよ!作ってる過程がいいんだよね。出来たときの「お〜、出来た」っていう喜びとか。それを、お客さんが買ってくれて、喜んでくれる・・・こんな楽しいことってないと思うんだよ。』―と、お菓子屋さんという仕事を楽しんでいる大関シェフは、『楽しんで作らなきゃ、絶対いいものなんて出来ないよ!』って、いつもスタッフさんに言っているんですって。

『お菓子屋さんの仕事って言うのは、大変だと思うんだ。でも、その辛さの中に、いかに楽しさを見つけられるかが勝負なんじゃないのかなって思ってんだよね!楽しく出来なきゃだめなんだよ!!人生のほんのちょっとが大変なだけなんだから、そのちょっとはがんばって、楽しくやっていければいいんだよね。』

シェフ自身、いつも前向きに楽しんで仕事をしている姿が、とても印象深く、間近に控えた「移転リニューアルオープン」がますます楽しみになってきます!

大関シェフの楽しいお店のケーキと空間に、早くおじゃましたいですね♪
ぬくもりが感じられる、ステキなお店。
1年後・2年後・・・・10年後〜と、どんどん楽しいお店になっていくことでしょう。

どんどん、進化していくラメール洋菓子店さんを、私たちも楽しみですね!

★オープンは、11月25日の予定です★
Posted at 15:00 | 第89回ラメール洋菓子店 | この記事のURL
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大関シェフのhistory 〜大関シェフとコンクール〜  [2006年10月06日(金) ]

【第3回 大関シェフのhistory 〜大関シェフとコンクール〜】

『寒川町の一日郵便局長をやったこともあるんですよ〜。』というラメール洋菓子店大関シェフ。

大関シェフは、1999年のTVチャンピオンをはじめ「TVに出てたお菓子屋さん」として、街のちょっとした有名人。

『TVチャンピオンで作った、“カボシュー”は、ハロウィン限定のお菓子として10月31日だけの期間限定で販売してるけど、お客さんは今でも覚えててくれてるもんね。TVのチカラってすごいんだよね。』 
ただいま、“カボシュー”は予約受付中ですよ!

前回、ご紹介した“梨のジュレ”や、“スイーツマロン”も、以前TVで紹介されたお菓子なんですって!

お店のショーケースを良く見てみると・・・
TVで紹介されたケーキや、コンクールで入賞したケーキがずらり。


スティックキリ”は、第三回キリクリームチーズコンテストで優勝したスティックタイプのチーズケーキ。『実は、焼き菓子よりも、生菓子のほうが得意なんだよね!だけど、苦手だからこそ焼き菓子の勉強にもなる!と思って、焼き菓子部門でコンクールに取り組んできた・・・』という大関シェフの集大成とも言えるお菓子です。

ショコラバナーヌ”は、ジャパンケーキショー(社団法人 日本洋菓子協会連合会主催)という、コンクールのプチガトー部門に出品したケーキ。
バナナ風味のチョコクリームにバニラクリームと、チョコクッキー・・・さっくりしていながらもったりとした食感のバランスが絶妙なケーキです。

サヴール”は、ハーシーチョコシロップのコンクールに出品したときのケーキなんですって。

そのほかにも・・・

そして、お店の壁には2枚の賞状が、飾ってありました。
『この賞状はね、初めてコンクールで賞を取ったときのなの。このときが、コンクールをやってきた中で一番思い出に残ってて、一番感動したんだよね。最初で最後だね、コンクール出て涙出てきたのは。それから、たくさんの賞をもらったけどほんとにあのときだけは感動したね・・・』

そういって、大関シェフが大切にしている賞状は、「東日本洋菓子作品展(現・ジャパンケーキショー)」で、1996年にプチガトー部門で金賞を取った時のもの。

『専門学校を出て、都内で3年ちょっと働いて、そしてこの店に戻ってきたから、自分のお菓子って言うのは、ほとんど独学だよね。自分なりに勉強してやってきました。
コンクールもそうなんだ。コンクールって、やってきた人に教わると方向性っていうのは合ってるんだよ。だけど、自分ひとりで3〜4年ひとつの賞も取れずにやってると、自分の作品の方向性が合っているのかどうかもわからない状況で続けていて。だからすごく苦しいんだけど。

そんなときに、初めて入賞したんだ・・・「今までの時間、やってきたことは間違ってなかったんだ」って思ったんだね。ホッとしたのかな!?すんごいうれしかった。そのときの金賞よりもランクの良い賞ももらったけど、あれだけ。あのときだけだね、あんなに感動したのって・・・』

だから、今も大切に、そのときの賞状だけは、ラメール洋菓子店さんのお店に飾ってあるそうです。

『何かあったときは、あの賞状見ると「頑張ろう」って思えるの。あのときの気持ちを忘れないようにって・・・新しいお店にも出来れば飾っておきたいね。』

大関シェフのお菓子屋さん人生における宝物のひとつなんですね。

『一度取れると、そこからはだんだんポイントがわかってくるんだよね。それに自身もついてくる。自信がつくと余計にいいものが出来てくるんだよね。そして、賞が取れる。賞を取るようになると、同じ仲間がどんどん増えていってね。今まで会話したこともない人と話すことが出来て、情報を交換し合って。そうすると、また技術がついてくるんだよね。
それが楽しくって・・・
TVチャンピオンにでたときは、横山さん(ルパティシエヨコヤマ 横山シェフ)と一緒に出られたことがうれしかった。その頃の横山さんは本当にすごくって、コンクールに出したら出しただけとっちゃってた(入賞していた)からね。サインもらおうかと思っちゃったもん(笑)』ですって。

そうして出会った、“仲間”であり“ライバル”たちと、切磋琢磨し、自分自身のお菓子の世界を固めていった大関シェフ。
なんと・・・!コンクールを始めてから、『がんばってきて、気づいたら10年たっていた。
っていうほどの打ち込みよう。

『自分の全部で打ち込んで、結果を出し・・・賞が取れるまでに時間はかかっても、途中であきらめないことが、何よりも大切だね。』―と、今コンクールに向けてがんばってるパティシエさんたちにエールを送り、『みんなにこういった経験をしてもらいたい』と話してくださった、大関シェフでした。
数字・順位じゃないんだよね。その結果が、今まで自分がやってきたことに対して、最高のものだったら、自分はそれで満足なんだと思う。コンクールがあったからこそ、今の自分があると思うので、感謝してるんです。何かにチャレンジすることって大切だよね!


もうすぐ、大関シェフも数々の賞を取ってきた「ジャパンケーキショー」が、開催されますね。作品づくりにがんばっている若きパティシエさんも多いことでしょう。

大関シェフの言葉にもあったように、『自分の全部で打ち込んで、途中であきらめないこと』! あと少し、がんばってくださいね!!

そんな、パティシエさんたちの職人技は、10月10・11・12日に開催される、「ジャパンケーキショー2006」で披露されます!
いつもは、おいしいケーキを作ってくれているパティシエさんたちのもうひとつの顔。
作品は、全てお菓子で作られるんですよ。パティシエの職人技をぜひご覧ください!

次回、最終回は、コンクールを乗り越えた大関シェフのお話しを聞かせていただきましょう!
>>>第4回は10月10日(火)更新です!
Posted at 15:00 | 第89回ラメール洋菓子店 | この記事のURL
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ラメール洋菓子店さんのケーキ  [2006年10月03日(火) ]

【第2回 ラメール洋菓子店さんのケーキ】

11月下旬に、“さむかわ中央公園”の向かいに移転リニューアルオープンされるラメール洋菓子店さん。

新しいお店では、ケーキのラインナップはどんな感じを予定されているのでしょう?
大関シェフに伺いました。

『お菓子はね、お店が新しくなったからといって、あれこれ変えようって言うんじゃなくて今まであったものを大切に、さらにパワーアップって言うのがコンセプトなので、ほとんどが同じものをやっていくつもり。それプラス、新しいものや季節限定のものを常に出していって新しさを感じられるようにしていこうかって思ってるんだよね。』

いつも、ラメール洋菓子店さんのショーケースには、50〜55種類のケーキが並んでいます。さらに、焼き菓子の種類が45〜50種類!!お店に並ぶケーキたちは、全部で100種類以上!!!

『その中に、「今月のお菓子はこれ」って言うのが、いくつかあってもいいでしょ!?』と、大関シェフ。

10月31日は、ハローウィンということで、ハローウィンの時期限定のお菓子“かぼちゃのシュークリーム”が毎年登場するそう。
このケーキは、大関シェフが“東京TV系 TVチャンピオン”(1999年12月16日放送の『ケーキ職人選手権』)で3位になったときのケーキなんですよ!
毎年、1年に1度の期間限定で、この時期だけお店に並ぶので、一日350個近く売れるそうです。

寒川特産である梨を使った“梨のジュレ”や、1年で栗の出始めた季節だけ1週間という限定でお店に並ぶ“スイーツマロン”も、期間限定ながら、すっかりその時期・その時期の定番として人気の商品なんです。

いつお店に行っても、何か新しいケーキが待っていてくれる・・・
お店に行くと、季節を感じることが出来る・・・

ラメール洋菓子店さんは、そんな素敵なお店なんです。
 
『カステラは、創業当時から“抹茶カステラ”っていうのをやっていて。しばらく、やっていなかったんだけど、また最近はじめたの。
その当時使っていた、カステラの木枠がしまってあったのを見つけてね。でも、古くって「がたがた」だったから、くっつけようと思ったんだけど無理で。ちょっと考えて、作りたい形に合わせて、サイズはかって、のこぎりで切って、それで4角くっつけて型を作っちゃったの。これで、ちょうど10斤分のサイズになるんだよ。』
―そういって、大関シェフのお父さん(現 会長)の時代から、ラメールさんで受け継がれてきた、歴史の詰まったカステラの木枠。
カットされた分、他では見られない正方形に近い形になっているんです。


『お菓子屋さんのカステラってことで乳脂肪分・乳味をしっかり出すようにしています。「お菓子屋さんならでは!」っていうカステラを出していきたいなって思って、自分なりに配合を組み直したんですよ。カステラつくりは前からやっていたから、ノウハウも知ってるし。・・・いい感じに出来たんだよ。』と自慢の一品。

それと、もうひとつ。
大関シェフ一押しの焼き菓子があるんです。
“湘南マドレーヌ”

『昔ながらの形で、このサイズ。価格も高くしないで、みんなに喜んでもらえるようなお菓子にしたくってね。』という、この“湘南マドレーヌ”には、大関シェフの願いどおり、多くのファンが・・・

こうして、地元・寒川のお客様に愛されている、ラメール洋菓子店さん。
この場所にお店が出来て25年を歩んできたということも、愛されている所以です。

実際、今回取材にお邪魔しているあいだにも、前をとおり行く人・車にのっている人にまで『あ、どうも〜』と挨拶をする大関シェフが、とっても印象的でした。
『寒川町の一日郵便局長やったこともあるんですよ〜』と、ちょっと恥ずかしげなシェフ!?『TVのチカラって言うのはすごいんだよね〜』

ん??どういうこと?

それは、次回にお話ししましょう!
第3回は、大関シェフのhistory。コンクールに打ち込んだころのエピソードもたっぷりご紹介しますね!!

>>>第三回は10月6日(金)更新です!お楽しみに♪
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スイーツコレクション第89回ラメール洋菓子店  [2006年09月30日(土) ]


【第1回 開店から25年・・・新たに始まる湘南ラメール洋菓子店さん】

神奈川県高座郡寒川町・・・
寒川といえば、八方魔除けの守護神として有名な、寒川神社のあるところ。
お正月には、初詣で大変にぎわう街です。


そんな、寒川神社を望む“さむかわ中央公園”の東側に、とあるケーキ屋さんがOPENします。


只今、11月下旬のオープンに向けて、建設中。
開店から約25年。地元寒川町の人たちに愛されてきた、ラメール洋菓子店さんが、移転リニューアルオープンします!

ラメール洋菓子店 大関シェフはおっしゃいます―

『長いあいだ、地元のお客様に支えてもらった店なので、そのお客様に喜んでいただけるようなお店にしたいと思っています。まずは、お客さんに迷惑かけない!新しくなっていいお店になったねって思ってもらえるようなお店にしていきたいって思っています。』―と。

今のお店からは、歩いて5分ほど。




『今度はケーキを食べてもらえるフリーサロンスペース(約14席)も作ろうと思ってるし、“さむかわ中央公園”の前だから気軽にたくさんのお客さんに来てもらえるように、アイスやジェラートも売っていけるようなスペースをつくって・・・。ここは、クリスマス時期には予約のお客様専用のお引渡し場所とすれば、予約のお客様をお待たせることがなくなるから、お客様にも喜んでもらえるかなってね。


2Fのスペースや、3Fのスペースも有効に使って、お菓子教室なんかもやっていきたいね。いろいろ出来るようにスペースだけはつくっておいて、徐々にね・・・今すぐ完成しなくっていいんですよ。20年後に“自分の場所”として雰囲気を出していければいいんだよ。まずは、今までのことを。あたり前のことを、あたり前にやるだけです。』

―新しいお店について伺いながら、大関シェフと一緒に、工事中のお店へお邪魔しました。

『このお店、夜になってライトアップすると、さむかわ中央公園の向こうから見たとき、暗闇に浮かび上がって見えて、きれいになるんですよ!!』

なんて・・・。今は、お見せできないのは残念ですが。こればっかりは、完成してからのお楽しみですね!



そして、お楽しみといえば。
やっぱり、一番気になるのはケーキのラインナップ。どんな商品がお店に並ぶのでしょうか?

次回は、ラメール洋菓子店さんのケーキについて紹介します!

>>>ニナのスイーツコレクション
第89回2回目の更新は10月3日です!
お楽しみに♪
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