【第3回 大関シェフのhistory 〜大関シェフとコンクール〜】
『寒川町の一日郵便局長をやったこともあるんですよ〜。』というラメール洋菓子店大関シェフ。
大関シェフは、1999年の
TVチャンピオンをはじめ「
TVに出てたお菓子屋さん」として、街のちょっとした有名人。
『TVチャンピオンで作った、“カボシュー”は、ハロウィン限定のお菓子として10月31日だけの期間限定で販売してるけど、お客さんは今でも覚えててくれてるもんね。TVのチカラってすごいんだよね。』
ただいま、“カボシュー”は予約受付中ですよ!
前回、ご紹介した“梨のジュレ”や、“スイーツマロン”も、以前TVで紹介されたお菓子なんですって!
お店のショーケースを良く見てみると・・・
TVで紹介されたケーキや、コンクールで入賞したケーキがずらり。
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スティックキリ”は、第三回キリクリームチーズコンテストで優勝したスティックタイプのチーズケーキ。『実は、焼き菓子よりも、生菓子のほうが得意なんだよね!だけど、苦手だからこそ焼き菓子の勉強にもなる!と思って、焼き菓子部門でコンクールに取り組んできた・・・』という大関シェフの集大成とも言えるお菓子です。
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ショコラバナーヌ”は、ジャパンケーキショー(社団法人 日本洋菓子協会連合会主催)という、コンクールのプチガトー部門に出品したケーキ。
バナナ風味のチョコクリームにバニラクリームと、チョコクッキー・・・さっくりしていながらもったりとした食感のバランスが絶妙なケーキです。
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サヴール”は、ハーシーチョコシロップのコンクールに出品したときのケーキなんですって。
そのほかにも・・・

そして、お店の壁には2枚の賞状が、飾ってありました。
『この賞状はね、初めてコンクールで賞を取ったときのなの。このときが、コンクールをやってきた中で一番思い出に残ってて、一番感動したんだよね。
最初で最後だね、コンクール出て涙出てきたのは。それから、たくさんの賞をもらったけどほんとにあのときだけは感動したね・・・』
そういって、大関シェフが大切にしている賞状は、「東日本洋菓子作品展(現・ジャパンケーキショー)」で、1996年にプチガトー部門で金賞を取った時のもの。

『専門学校を出て、都内で3年ちょっと働いて、そしてこの店に戻ってきたから、自分のお菓子って言うのは、ほとんど独学だよね。自分なりに勉強してやってきました。
コンクールもそうなんだ。コンクールって、やってきた人に教わると方向性っていうのは合ってるんだよ。だけど、自分ひとりで3〜4年ひとつの賞も取れずにやってると、自分の作品の方向性が合っているのかどうかもわからない状況で続けていて。だからすごく苦しいんだけど。
そんなときに、初めて入賞したんだ・・・「
今までの時間、やってきたことは間違ってなかったんだ」って思ったんだね。ホッとしたのかな!?すんごいうれしかった。そのときの金賞よりもランクの良い賞ももらったけど、あれだけ。あのときだけだね、あんなに感動したのって・・・』
だから、今も大切に、そのときの賞状だけは、ラメール洋菓子店さんのお店に飾ってあるそうです。
『何かあったときは、
あの賞状見ると「頑張ろう」って思えるの。あのときの気持ちを忘れないようにって・・・新しいお店にも出来れば飾っておきたいね。』
大関シェフのお菓子屋さん人生における宝物のひとつなんですね。
『一度取れると、そこからはだんだんポイントがわかってくるんだよね。それに自身もついてくる。自信がつくと余計にいいものが出来てくるんだよね。そして、賞が取れる。賞を取るようになると、同じ仲間がどんどん増えていってね。今まで会話したこともない人と話すことが出来て、情報を交換し合って。そうすると、また技術がついてくるんだよね。
それが楽しくって・・・
TVチャンピオンにでたときは、
横山さん(ルパティシエヨコヤマ 横山シェフ)と一緒に出られたことがうれしかった。その頃の横山さんは本当にすごくって、コンクールに出したら出しただけとっちゃってた(入賞していた)からね。サインもらおうかと思っちゃったもん(笑)』ですって。

そうして出会った、“仲間”であり“ライバル”たちと、切磋琢磨し、自分自身のお菓子の世界を固めていった大関シェフ。
なんと・・・!コンクールを始めてから、『
がんばってきて、気づいたら10年たっていた。』
っていうほどの打ち込みよう。
『自分の全部で打ち込んで、結果を出し・・・賞が取れるまでに時間はかかっても、
途中であきらめないことが、何よりも大切だね。』―と、今コンクールに向けてがんばってるパティシエさんたちにエールを送り、『みんなにこういった経験をしてもらいたい』と話してくださった、大関シェフでした。
『
数字・順位じゃないんだよね。その結果が、今まで自分がやってきたことに対して、最高のものだったら、自分はそれで満足なんだと思う。コンクールがあったからこそ、今の自分があると思うので、感謝してるんです。何かにチャレンジすることって大切だよね!』
もうすぐ、大関シェフも数々の賞を取ってきた「ジャパンケーキショー」が、開催されますね。作品づくりにがんばっている若きパティシエさんも多いことでしょう。
大関シェフの言葉にもあったように、『自分の全部で打ち込んで、途中であきらめないこと』! あと少し、がんばってくださいね!!
そんな、パティシエさんたちの職人技は、10月10・11・12日に開催される、「ジャパンケーキショー2006」で披露されます!
いつもは、おいしいケーキを作ってくれているパティシエさんたちのもうひとつの顔。
作品は、全てお菓子で作られるんですよ。パティシエの職人技をぜひご覧ください!
次回、最終回は、コンクールを乗り越えた大関シェフのお話しを聞かせていただきましょう!
>>>第4回は10月10日(火)更新です!