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WPTCとは?

WPTCとは?
WPTCとは、2年に1度アメリカで開催されている製菓の国際コンクールです。いわば、お菓子のワールドカップ!
2010年度で5回目を迎え、フランス リヨンで隔年開催されている“クープ・ド・モンド ドゥ ラ パティスリー”と並び、世界のトップパティシエから近年注目を集めているコンクールです。

大会概要について


WPTC2010チームJAPANメンバーは・・・


WPTC JAPANオフィスメンバーの紹介


WPTC 大会結果一覧

WPTC大会の様子

WPTC2010 日本予選リポート   2009年03月12日(木)

The2010 World Pastry Team Championship
・・日本予選リポート・・



2月26日・27日の2日間に渡り、WPTC2010 チームJAPAN選考会が開催されました。
選考会の規定はアメリカで開かれるWPTCの規定に基づいたもので、書類による1次審査に通過した各部門5名(全10名)が制限時間5時間の中で、作品を作り上げました。

  ・The2010 World Pastry Team Championship 日本予選 大会規則


各部門において優勝し、WPTC2010のチームJAPANとなったのは
 チョコレートピエス担当  山本隆夫さん     (株)CLUB HARIE (滋賀) 
 アメ細工ピエス担当    三宅善秋さん     ザ・リッツ・カールトン東京 (東京)
上記2名です。


今回の選考会は、競技時間が過去の選考会よりも2時間短い 5時間と言う制限の中でしたが、選手たちはすばらしい作品を作り上げました。
各部門5人の選手への敬意を表して、作品をご紹介したいと思います。


〈チョコレートピエス部門〉 
優勝
山本隆夫さん     
(株)CLUB HARIE 
(滋賀)

・テーマ 宇宙(Espace)
「今回の作品は、まずテーマから決めました。
宇宙から想像できるもの、イメージが美しいもののモチーフを考え、構成していった作品です。また、チョコレートの魅力であるツヤを最大限に生かせるような作品つくりを目指しました。
コンテストは人に見せるものであり、作品はもちろんのことですが、作っている姿もまたコンテストの醍醐味であることを、前回のWPTCを観戦して感じてきました。今回の作品には、そういった要素も盛り込んでいます。」
185cmという大きなピエスモンテ上部につけられたケンタウルスは、5mmの薄さに流したチョコレートで作られた繊細なパーツ。ピエスモンテの向きを変える度、危うく揺れるケンタウルスに声援を送る方や審査員からも注目を集めました。

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2位
高山浩二さん     
浦和ロイヤルパインズホテル 
(埼玉)

・テーマ present from nature (大地からの贈り物)
「見ている方全員に楽しんでもらえるような作品にしようというのが、今回の作品の最初のテーマでした。野生の動物の声や、その周りから聞こえる自然の音、風の流れなどが箱の中からあふれ出るような楽しいイメージを作品に表現しました。」
色使いも明るめに、転写シートを使いチョコレートに発色よく色をのせた作品。転写シートの扱いに試行錯誤した作品なのだそう。厚みの薄いパーツ、明るい色使いでチョコレートの重厚なイメージから軽やかさを引き出し、しかし箱から飛び出るパーツの躍動感やたくさん配置されたパーツによって迫力のある作品でもあります。
制限時間の5時間の中で14分もの時間を残し、早々と完成を迎えた作品でした。

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3位
古久保裕介さん    
フラワーガーデン金沢 
(石川)

・テーマ サファリ
「草影に身を隠していたライオンが飛び出してきた迫力を表現した作品です。
全体的にチョコレートらしさが出せる着色をしました。着色をしない部分も残しています。
それぞれはシンプルなパーツですが、きれいなパーツを作ることと、そのパーツの組み合わせ迫力のある作品となるよう気をつかいました。」
作業中も「チョコレートらしさ」を出すため、型や室温を確認し いい環境を作れるように注意しながら作業していた古久保さん。大変きれいで、確実な作業、仕事は審査員にもしっかり印象つけられ、それは《技術》部門の点数として現れる結果となりました。

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4位
片沼聖之さん     
株式会社マリエス(パティスリー・デュ・カシス) 
(東京)

・テーマ mythique
「伝説の生き物、ユニコーンやメディウサと岩から生まれたというペガサス、空から舞い降りるフェニックスを登場させた作品です。薄い板状のパーツを重ねて全体的にボリュームを出しました。」
薄いパーツの組み合わせはその取り扱いや、空間の使い方、ボリュームを出し方に苦労されたそう。

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5位
垣本晃宏さん     
アトリエアルション 
(大阪)

・テーマ 孤高の勇者
「山奥に潜む、孤独な勇者をイメージした作品です。主役となるトラの顔は短時間でリアルな表現ができるように工夫しました。トラのひげは顔のパーツがまだ柔らかいうちに直接刺してしまいました。今回は時間がなく、5時間という重圧を感じました。また、次回に向けて頑張ります!」
トラのパーツはチョコレートを粘土のように扱う技法(モデラージュ)によって、すべて手で整形されています。ひげを直接差し込む作業は審査員の方も興味あるものだったよう。

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〈アメ細工ピエス部門〉
優勝
三宅善秋さん     
ザ・リッツ・カールトン東京 
(東京)

・テーマ La tentaion de la fleur(花の誘惑)
「花の香りに誘われて、蝶と蜂が飛んできている様子を表現しました。一輪の大きな花は、繊細でかつインパクトを出すため、色合いを何度も検討し黄緑と赤を用いた花にしました。大きな花と広がりを出したパスティヤージュでかたどった蝶、上部に配置した躍動感のある蜂で、全体のバランスを保ちながら、躍動感のあるピエスモンテに仕上げました。WPTCを意識し、仕事のきれいさには気をつけるようにして臨みました。」
5時間という時間の中で最大限の仕事ができるように下準備にも余念がなかった三宅さん。三宅さんの5時間の使い方は、すべての作業・技術にも表れており、それが完成度にもつながっていたのだと感じます。審査員からの評価も非常に高く、完成度の高さに感動さえする審査員の方もいました。

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2位
岡崎正輝さん     
グランドハイアット東京 
(東京)




・テーマ 雨宿り
「恋人同士のカエルが大きな葉っぱの下で雨宿りしている様子をしずく型やカタツムリ、森のイメージで、物語のワンシーンのような誰が見てもわかりやすい作品に仕上げました。
1cmという厚みのあるクーレをしわやヒビが入らないように気をつけながら しずく型に曲げる作業が一番気を使ったところです。重心の取り方にも注意しなければならない所でした。」
動物図鑑に載っていた水に飛び込むカエルのかっこいい姿が印象に残り、カエルをテーマとした作品にすることに決定したという岡崎さん。その世界観や構成のオリジナリティは、特に高く評価されました。

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3位
大西達也さん     
株式会社元町ケーキ 
(兵庫)

・テーマ 秘境の花
「秘境に咲く花・ラフレシアと、その花の咲く自然を想像して作った作品です。スタンダードを軸にした構成ではありますが、組立の重心が難しく苦戦しました。新しい技法を今回の作品つくりに向けて考えました。茎の部分に蛇柄のスフレ、葉の部分に手作業で模様をつけたパーツを用いたりと工夫しました。」
大西さんも工夫したと語る葉の部分は、炊き上げたアメを粘土のように扱い 親指で押し伸ばしていくというもの。審査員も足を止めて見入っていました。

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4位
田中二朗さん     
葉山ホテル音羽の森 
(神奈川)

・テーマ SAMURAI
「世界で戦うWPTCをイメージし、日本の誇りを表現しようと作成した作品です。侍の燃え上がる闘志・大和魂を、薄い状態のクーレを使って表現しました。クーレはうすく流すことが難しいのですが、新しいオリジナルの技術で完成させました。薄いパーツは、アメの繊細さやツヤ・動きを生かせます。繊細さへの挑戦となる作品でした。」
クーレは型の中に炊き上げたアメを流すのが通常ですが、型を使わずビニルシートに流し、保形する頃合いでビニルシートをはずすことで、パーツの角(バリ)をなくすことができる技法に全審査員が田中さんの作業を見つめました。どの審査員もよく考えた技法であると話していました。

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5位
永宗喜昭さん     
二葉製菓学校 
(東京)

・テーマ la reine des abeilles
「女王蜂というテーマの元に女王蜂が軽やかに飛び回っている様子を表現した作品です。
薄いクーレをパーツとして、組み上げた大きな花、女王蜂のおしりの部分が作品のポイントです。」
残り1時間というところで壊れてしまいましたが、繊細で大変色の美しい作品でした。
※作品が壊れてしまったため、途中棄権とみなされ審査員による採点はされませんでした。

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両日とも、多くの方が応援に駆けつけ、新しい技法や素晴らしい仕事をする選手たちに熱い視線が集まりました。
会場にお越しいただいたみなさん、ありがとうございました。

きっと選手たちの励みになったことでしょう。


これから、優勝した2人の選手とWPTCオフィスのメンバーによる話し合いの中でチームJAPAN 3人目となる選手が選出されます。
今後もWPTCチームJAPANの応援よろしくお願いいたします!


Posted at 15:00 | '10 チームJAPAN | この記事のURL
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